手塚治虫の傑作『鉄腕アトム/地上最大のロボット』をリメイクした浦沢直樹作の大人気コミック『PLUTO』が、米のイルミネーション・エンターテインメントにより実写映画化されることがわかった。
『PLUTO』は、未来の世界を舞台に、頻発するロボット破壊事件の謎を刑事ロボット・ゲジヒトが捜査していくエピソードで幕を開け、アトム、ヘラクレス、エプシロンら世界最高レベルのロボットたちと、ロボットの破壊を陰で企む“敵”との闘いを描いた作品。
今回の実写化においては、手塚プロダクションと『アイス・エイジ』などのヒット作を手がけるイルミネーション・エンターテインメントが連携しながら進行中で、イルミーネーション・エンターテインメントのクリス・メレダンドリ氏は「浦沢直樹は『PLUTO』で独創的なアクションと冒険に満ちた創造の世界を確立しましたが、私が本作品の権利をぜひ獲得したいと思ったのは、そのキャラクターであり心温まるストーリーゆえ」とコメント。作者の浦沢氏は今回の映画化について「私は子どもの頃から“地上最大のロボットの巻”の大ファンでした。しかし、まさか自分がそれをリメイクして『PLUTO』を描くことになるとは思ってもみませんでしたし、それはとてつもない挑戦です。今回、その『PLUTO』の実写映画化に挑む新たなチャレンジャーが現れました。大の手塚ファンの私は期待をこめて見守りたいと思います」と期待を寄せている。
監督、キャストや公開時期については未定だが、日本だけでなく世界中に沢山のファンをもつ作品の映画化だけに、大きな注目を集めることになりそうだ。