2006年に初演され36万人を動員したミュージカル『キム・ジョンウク探し』が映画化された。

除隊したばかりの韓国俳優コン・ユが男性主人公ハン・ギジュンを、イム・スジョンが女性主人公ソ・ジウを演じる。

旅行会社で働くギジュンは生真面目な性格がもとで会社をクビに。その後　初恋を探す事業をはじめる。ミュージカル監督のジウは11年前にインド旅行で出会った初恋の相手キム・ジョンウクを忘れられずにいる。ジウは娘の結婚を待ち望む父親に引っ張られギジュンの初恋探し事務所を訪れる。

観客が共感しやすい現実的なキャラクターではない。ギジュンは眼鏡に8：2分けで、常にネクタイを締めるきれい好き。何でもないことで感情を露にする。コメディータッチではあるが、大きく共感できる笑いではない。また劇中「運命」と「縁」という単語が何度も出るが、恋に落ちていく部分が相対的に足りたいように感じる。

イム・スジョンの演技が素晴らしく、ボサボサな頭に素朴な容姿で仕事にだけ熱中しながら初恋が忘れられず、前に進めない役をよく表現している。原作の脚本と演出を担当したチャン・ユジョン監督がメガホンを取った。

聯合ニュース

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