29日、人気お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんが、作家デビュー作となる短編集「マボロシの鳥」(新潮社)を出版し、会見を開いた。
「マボロシの鳥」は、砂漠とテロの国で守りたいものを問う「奇跡の雪」、いじめに遭う高校生のプライドを描く「ネズミ」など、太田さんが1年半かけて書きためたという珠玉の9作を収めた内容となっている。
太田さんは「小説家になるのは夢だった。(世間の評価が)ダメでもいい本が出せたという気持ちになれた。あとは死んでもいいや」と話し、「売れたら爆笑問題をやめて、小説家一本でいくか?」という質問に「あります。印税生活は夢なので」と即答し、周囲を沸かせた。