イ・ビョンホン(40)が来月1月からスタートする日本のドラマ「外交官・黒田康作」(フジテレビ系)に初出演することが24日明らかになった。
イ・ビョンホンの所属事務所BHエンターテイメントによると、「ドラマ『外交官・黒田康作』は、フジテレビで来年1月より放送予定」とし、「イ・ビョンホンが日本ドラマへ出演するのは今回が初めてで、フジテレビ側からオファーをいただき実現した」と説明した。
キャスティングをしたフジテレビ側は「グローバルなストーリー展開と事件の謎を解く鍵を握り、非常にインパクトを必要とする重要な役。世界を舞台に活躍し圧倒的な存在感のあるビョンホンさんしか演じられない」と起用理由を明かした。
『外交官・黒田康作』は、同名の映画が大ヒットを記録。 俳優、織田裕二(42)演じる主人公・黒田康作(外交官)の身の回りで起こる数々の事件を描いた作品だ。織田裕二、柴崎コウなど日本の人気俳優が主演することで話題を集めている同ドラマでは、映画には描かれなかった主人公の過去や人間味あふれる姿にもスポットがあてられるという。
イ・ビョンホンは、黒田康作の幼なじみである韓国系アメリカ人として第1話から出演。その後も準レギュラーとして出演する。
出演が決定したイ・ビョンホンは「これまで、日本ドラマの制作過程が韓国とどのように異なるのは興味があったが、実際に出演してみたところ、日本も韓国も(ドラマ制作という点で)似ていると感じた」とし、また「日本ドラマには、独特な職業や性格の主人公が多いと考えていたが、やはり今回のドラマでも一般的ではない事柄が多かった」と感想を述べた。
イ・ビョンホンの撮影はこの日早朝から東京都内近郊でスタート。主人公の織田裕二との出会いのシーンなどに臨んだ。「多くの部分で(韓国のドラマ制作と)似ているところが多かった」とイ・ビョンホン。北朝鮮の砲撃により韓国の民間人に死者が出ており、母国の状況が心配に違いないが、演技に集中していると語った。
湯口力/kriki@kjtimes.com