広島県福山市内の中学校で、2年生のクラスの教諭2人が生徒の言動を「◎」から「××(ばつばつ)」まで5段階で評価し、生徒を「君は、××だ」と呼ぶなどしていたことがわかった。ショックを受けた生徒の保護者から「子どもが登校を嫌がっている」などと抗議を受け、学校は「生徒に動揺を与え、不適切な指導だった」と謝罪した。
市教委よると、50歳代の担任の女性教諭と、副担任の40歳代の男性教諭で、9月頃から「◎ 人としてすばらしく、価値あること」「○ できればやった方が良いこと」「△ あたり前のこと」「× できればやらない方がよいこと」「×× 人として絶対にやってはいけないこと」と、評価基準を書いた紙を教室に張り出したという。
下校前の時間などに、その日の行動について、自己評価を発表させたり、教諭2人側から5段階の評価を知らせたりしていた。女性教諭は生徒に対して、反省が足りていないと、「動物以下だ」と言ったこともあったという。
学校側は今月1、18日に説明会を開き、校長らが謝罪した。