アフリカ北部リビアで、約3900万年前の真猿類(高等霊長類)など4種のサルの化石が見つかったと、フランスや米国、リビアなどのチームが英科学誌ネイチャーに発表した。。
アフリカの真猿類としては最古級で、ヒトや類人猿、ニホンザルなどを含む真猿類が約4000万年前以降、アフリカで進化したことを示す非常に貴重な発見だという。
見つかったのは、いずれも歯の化石で、120~470グラムの小型のサルとみられ、真猿類の起源には、アフリカ説とアジア説がある。今回の発見から、真猿類は、(1)アフリカ起源(2)進化の初期にアジアからアフリカに移り住んだ――という二つの説が考えられるという。