[日本語]日本作詞家、星野哲郎さん死去

2010.11.16 14:45:21


「函館の女(ひと)」「三百六十五歩のマーチ」「みだれ髪」などで知られる日本作詩家協会名誉会長で作詞家の星野哲郎(ほしの・てつろう)さん(本名・有近哲郎=ありちか・てつろう)が15日午前11時48分、心不全のため都内の病院で死去した。享年85歳。最後の公の場は08年10月、東京・小金井市の初代名誉市民の表彰式だった。真澄さんは「星野は仕事を愛した男でした」と話した。

関係者によると、星野さんはここ数年、体調が悪く足が弱っており、今年になって車いすを使っていたという。5月に肺炎を発症、10月5日に再び肺炎で入院した。約1週間前には体調がかなり良くなったが、15日になって容体が急変し、帰らぬ人となった。最期は長男、有近真澄さん(52)の妻と長女の木下桜子さん、長女の夫が看取った。眠るような穏やかな顔だったという。

星野さんは52年に船乗りから作詞家となり、約4800曲の「遠歌縁歌援歌」を書きつづり「演歌の詩人」と称された。映画「男はつらいよ」シリーズの主題歌でも親しまれた。戦後の日本歌謡界を支え続け、未発表作品がまだ2000もあるという希代の作家が逝った。

「演歌の詩人」として、「遠歌縁歌援歌」をつづった。夢は船員だった。46年に高等商船学校(現・東京海洋大)を卒業し、トロール船に機関士として乗ったが、腎臓結核で下船。腎臓の1つを摘出した。闘病生活を経て、52年に活路を見いだすために応募した雑誌の募集歌に入選したのが「星野哲郎」の誕生だった。星野さんはかつて「アマチュアなんですよ、僕はいまでも。頭でつくる天才的な人がいますけど、実体験から抜け出したものが書けないから」と話していた。

「縁歌」は人との出会いを歌う。「僕の人生は偶然がもたらす出会いの人生」という。募集歌に入選し、作曲家の石本美由起氏、船村徹氏らに出会った。「北島サブちゃんや水前寺(清子)君との出会いは、良く歌ってくれる人との出会いだった」と話した。都はるみと出会い、デビュー曲「アンコ椿は恋の花」と引退曲「夫婦坂」を手掛けた。

「遠歌」は「遠くにありて歌い、遠くをしのぶ歌」だった。海の男が病に倒れ、海を失った。その望郷に似た思いを詞に託して「函館の女」が生まれた。

「援歌」は「人を励ます応援歌」。かつて「病気というものを踏み台に、参考にし、失ったものを取り戻したいと思っている」と語った星野さんの苦闘の経験が「三百六十五歩のマーチ」となった。

星野さんの歌詞は、出だしが無意識に口をつくほど出色だった。<歌詞>三日遅れの便りを乗せて…(アンコ椿は恋の花)<歌詞>親の血を引く兄弟よりも…(兄弟仁義)<歌詞>この坂を越えたなら 幸せが待っている(夫婦坂)。<歌詞>ボロは着てても心は錦…(いっぽんどっこの唄)は、学生が“ことわざ”と信じたほどの名文句だった。「この1行に命をかけているのですから」と話した不世出の作詞家が、2000もの未発表作品を残して旅立った。

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