ザッケ「ここまできたら当然優勝」
23日、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督がアジア杯制覇を宣言したと日本のスポーツニッポンのインターネット版が報じた。また、21日の準々決勝カタール戦で、これまで不発だったMF香川真司(21=ドルトムント)が2得点を記録。25日の韓国戦では、さらなる得点を要求した。
大会ホスト国のカタールを相手に劇的勝利を挙げ、指揮官の自信がついに確信へと変わった。「大会のカンピオーネ(チャンピオン)を狙うか?」との質問にザッケローニ監督は、まるでそれが愚問であるかのように「ここまできたら当然だろう」と高らかにV宣言。さらに「あと2試合を戦わないといけないのは間違いない。一つは準決勝。もう一つはあっちだ。それがみんなが望んでいる(決勝)方だといいね」と自信に満ちた表情で語った。
イタリア人指揮官はこれまで、今大会の目標について一貫して「第一はチームの成長」と言い続け、明確な数字を口にすることはなかった。だが、1次リーグ3試合を通じて「チームは成長した」と自信を深め、必勝を期したカタール戦で劇的勝利。指揮官は「このような試合をしたチームから、何かうまくいっていないことを探すのは難しい」とチームを手放しに褒め称え「選手の精神面はばっちり。あとは体力をどれだけ回復できるかだけ」と25日準決勝の勝利にも揺るぎない自信をのぞかせた。
その自信の裏には、エースMF香川の復活がある。1次リーグは3戦不発に終わったが、カタール戦では大会初得点を含む2得点でチームを勝利へとけん引した。期待が高いからこそ、指揮官は「前半はチームのためにプレーし過ぎた。後ろに戻りすぎていた。私はそれを望んでいなかった。もっと前でプレーすることを望んでいる」と勝利に繋がる得点に期待を寄せた。