韓国で19歳の女性がエイズ(HIV)に感染した事実を知りながらもインターネットのチャットなどを通じ、20人以上の男性と性関係を持ったことが女性の父親からの申告で明らかとなり、衝撃を与えた。
釜山の海雲台警察署は26日、同女性を後天性免疫欠乏症予防法違反などの容疑で拘束令状を請求した。警察は女性と性関係を持った男性3人を売春斡旋の疑いで不拘束立件し、女性と性接触をした20人余りの男性を対象に捜査を拡大。
女性が自分と性関係を持った男性らが避妊道具の使用を拒否したと陳述していることから、女性と性接触した男性らがエイズに感染された可能性が高いと推定。
韓国では、エイズ感染者に対して医療機関で一定期間の簡単な診療後に管轄の保健所で住居事実を確認するだけで、エイズ伝播の予防および管理対策がないという。今回の事件でエイズ感染者の管理に対する大きな問題点が現れた。