韓国学研究のため、韓国学中央研究院韓国学大学院に留学を志願する外国人学生が毎年増えていることが分かった。
韓国の教育科学技術部が22日、国会教育科学技術委員会のペ恩姫(ペ・ウンヒ)議員(ハンナラ党)に提出した資料で明らかになった。
年度別の留学志願者数は、2009年が35人、2010年が143人、2011年が156人だった。
出身国・地域別では中国が100人で最も多く、モンゴル(35人)、ロシア(23人)、ウズベキスタン(22人)、ベトナム(21人)、台湾(10人)と続いた。
地域別ではアジア圏が238人、欧州63人、アフリカ15人、北米12人、中南米4人、オセアニア2人だった。
ただ、日本と米国の場合、留学案内資料の配布先791か所中、334か所が両国に集中しているにもかかわらず、留学希望者がそれぞれ5人と8人にとどまっていることが分かった。
同研究院は外国人留学生の授業料などを免除している。
ペ議員は、「留学生誘致事業は、親韓派、知韓派を世界に広げるためのものだが、非効率的な広報のため特定国家に偏りが現れている」として、相対的に交流が少ない中南米とアフリカの学生を積極的に誘致する必要があると述べた。