日本の衆議院は30日、菅内閣の総辞職を受け、首相指名選挙行い、民主党の野田佳彦代表(54)が首相に指名された。
民主党の新代表に選出された野田代表はこの日の午後、衆院本会議での首相指名選挙で、第95代、62人目の首相に指名された。
得票数は野田佳彦氏308票、谷垣禎一氏118票、山口那津男氏21票、志位和夫氏9票、福島みずほ氏6票、渡辺喜美氏5票、平沼赳夫氏4票、小沢一郎氏1票、海江田万里氏1、鳩山邦夫氏1、横粂勝仁氏1票。投票総数は476、無効票1。
菅内閣総辞職を決めた同日午前の閣議後、野田氏は記者会見で、党役員人事について「今日の午後あたりから着手したい。幹事長などの骨格を決めていきたい」と表明。
参議院でも指名選挙が行われている。野党が多数を占める参院では、首相指名選挙が決選投票となった場合、公明党が自民党の谷垣禎一総裁に投票することを決めているが、みんなの党などが決選投票では白票を投じる方針のため、民主党の野田氏が首相に指名される見通しだ。
一方、野田だ表は小沢一郎元代表に近い輿石東参院議員会長と国会内で会談し、幹事長就任を打診したが、輿石氏は固辞したとみられる。組閣は9月2日以降になる見通しで、菅内閣が「職務執行内閣」として存続する。
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