若手音楽家の登竜門として知られるジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門決勝が18日、ジュネーブで開かれ、広島市安佐南区出身の萩原麻未さん(23)が同部門で日本人として初めて優勝した。
萩原さんは5歳でピアノを始め、13歳の時にイタリア・パルマドーロ国際コンクールで優勝した。広島市内の高校を卒業後、渡仏。パリ国立高等音楽院修士課程を首席で卒業した。現在はパリを拠点に活動中。
同コンクールは1939年に第1回が開かれ、ピアノのほか、声楽、打楽器、バイオリン部門などでクラシック演奏家が腕を競い、なかなか1位を出さないことでも知られる。
同コンクールでは世界最高峰のピアニストのひとり、アルゼンチンのマルタ・アルゲリッチさんが1957年に優勝。日本人は72、73、85年に、打楽器、フルート、声楽の各部門で優勝している。
今回、審査員を務めた岡本美智子桐朋学園大教授は「萩原さんのラベルは自然に音楽が流れ、繊細で軽やかなタッチの美しい音色が魅力。特に3次予選のシューマンの『子供の情景』には審査員みんなが感動した」と話している。
kjtimes日本語ニュースチーム/news@kjtimes.com
한글설명:18일에 열린 제네바 국제 음악 콩쿠르 피아노 부문에서 하기와라 마미씨가 일본인으로는 처음으로 우승했다.