羽のない扇風機で有名な"ダイソン扇風機"が特許審判院に提起された特許無効審判、権利範囲の確認審判で全て勝訴した。
特許庁の特許審判院は、ダイソンの特許にそれぞれ提起された、無効審判(1件)と権利範囲の確認審判(2件)について、"ダイソンの特許権が有効であり、模倣製品もダイソンの特許の権利範囲に属する"という審決を下したと16日明らかにした。
特許審判院は、"ダイソンの特許に対する、無効審判の請求資料が扇風機、エアコンなどの空気調節の分野の先行特許ではなく、流体力学の教科書に出てくる"ベルヌーイの原理"(空気などの流体の流れで速度、断面積、圧力との関係を規定することで、断面積が小さくなると、速度が速くなるという原理)であるほど、ダイソンの翼がない扇風機の特許は権利の範囲が広く、強力に設定されている"と述べた。
市場にリリースされた模倣品が、その権利の範囲を侵害せずに、回避することができる方法を見つけるのは難しいほどの強力な特許と評価されたというのだ。
英国製の翼のないダイソン扇風機は、国内の正規輸入される前に、有名なインターネットショッピングモールの安い中国製の模倣品が定価(40万ウォンほど)の20%程度に売れたし、ダイソンの特許に対する無効審判と権利範囲確認審判が特許審判院にそれぞれ提起された。
<kjtimes=キム・ボムネ記者>