NEWS山下智久(25)主演映画「あしたのジョー」(曽利文彦監督、11日公開)の試写会が7日、ボクシングの聖地、東京・後楽園ホールで行われた。ガッツ石松、輪島功一からWBA世界スーパーフェザー級王者、内山高志まで歴代世界チャンピオン計12人が登場。山下らキャストとともにリングに姿を現した。
主人公の矢吹丈を演じた山下は、12人の新旧チャンプたちを前に1ラウンドのミット打ちを披露。初めてボクシングの聖地に立ち、「本当に恐縮です」と緊張していたが、リングではうまく身をかわしながら、キレのあるパンチを次々と繰り出し、大歓声を浴びた。終了後は息を切らせながら「ボクシングを好きになって、一生懸命、取り組んできました。真っすぐ進んで行くことのかっこよさを感じてください」。トレーナー・丹下段平役の香川は「皆さんの力でぜひ、パート2を。次はカーロス・リベラとホセ・メンドーサ戦です」と呼び掛けた。
山下は終了後も「お見苦しい姿をすみません」と恐縮したが、歴代世界チャンピオンからは絶賛の声が上がった。輪島は「スピードの筋肉って付きにくいんだ。よく頑張った。何年やったの? 大したもんだ」。人気アイドルのこん身のミット打ちを褒めたたえた。かつて、WBC世界ライト級を制したガッツも「大したもんだ。OK牧場!」と拍手した。名王者たちをうならせた山下は「本当に光栄。一生懸命にやる大切さを僕も学んだ」と大感激していた。
kjtimes日本語ニュースチーム/news@kjtimes.com