俳優の徳重聡(32)が、来年1月30日スタートのテレビ朝日系ドラマ「Dr.伊良部一郎」(日曜・後11時)で連続ドラマ初主演することになった。作家・奥田英朗氏が直木賞を受賞した「空中ブランコ」など3作で生み出した精神科医役。「21世紀の裕次郎を探せ!」でグランプリを受賞してから10年、下積み時代に培った技量をぶつける。
今年は俳優として飛躍の1年となった。2~3月の舞台「飛龍伝 2010ラストプリンセス」では、故つかこうへい氏の演出で、70年代に学生と対立する機動隊の隊長役を熱演。放送中の人気テレビドラマ「相棒 Season9」では、つらい過去を背負った元警察官を演じた。「つかさんの舞台では大量のセリフをしゃべるので、逆にセリフにとらわれなくなった。役柄をしっかり表現しました。『相棒』ではセリフが少なくて、動作や表情で伝えることを心掛けました」。連ドラ主演にふさわしい演技力を関係者に認めさせた。
また、石原軍団の先輩・舘ひろし(60)が伊良部の白衣をデザイン。自身の御用達ブランド「テットオム」で製作する力の入れようで、期待の後輩の連ドラ初主演を「ぼくの方が緊張しております。どうぞみなさんも応援してやって下さい」と温かく見守っている。
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