歌手で俳優、吉川晃司(45)が9日、人気中国ドラマ「三国志 Three Kingdoms」(全95話)のDVD-BOX後篇が、来年2月2日からレンタル開始されるのを前に、前篇ダイジェスト(42話分)のナレーションを担当することになり、都内で収録を行った。
約80年間にわたる「三国志演義」に登場する約300人の英雄伝を、全95話で描く中国製作の大作ドラマ。製作費25億円、エキストラは15万人が参加するなど破格のスケールが話題となり、中国で高視聴率をたたき出した。吉川も「見ていて圧倒された。こりゃ、とんでもないな」と興奮気味だ。
「三国志」との出会いは、「人生の岐路に立たされたとき」だといい、「それまでツッパって生きてきた者として、誰かに助言を請うことができず、生きるヒントを求めた」と述懐。「時代を超えて色あせない人生の教訓が散りばめられている。と言いながら、実際に役立てていたら、もっと違う人生だったかもしれないですが」と笑いを誘った。
三国志の中で好きな人物は「曹操。稀代の天才で、残酷な面と人たらし、人を惹きつける面を持った変人です。ガキの頃は劉備が好きだったけど、だんだん奇人変人に興味が湧くようになった」と熱弁。美しいヒロインたちも見どころで、「お気に入り? 貂蝉(ちょうせん)かな。魔性の女が好き。自分の年くらいになると落ち着いたのもいいけどね」と本音を明かした。
「三国志 Three Kingdoms」は12月10日、前篇DVDボックス発売。2011年2月2日から後篇レンタル開始。
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