まじめなイメージの俳優キム・ミョンミンが、映画「朝鮮名探偵~トリカブトの秘密」でコメディの演技に挑戦した。
演じたのは、優れた頭脳を持ちながらも、粗末な身なりととぼけた振る舞いで身分を隠す朝鮮時代最高の名探偵。国王・正祖の密命を受け、官僚の不正を捜査する。
キム・ミョンミンは21日の制作報告会で、「自分が笑わせないと、というプレッシャーで最初は悩みもしたが、状況が笑えるのであり、俳優が笑わせるのではないと思って撮影に臨んだ」と語った。それがいつしか、「これどう?」「あれどう?」と言いながら、自分が進んで笑わせるようになったと明かした。
また、俳優はさまざまなイメージを持っていなければならないが、最後に見えるものが皆のイメージになるようだといい、「朝鮮名探偵」がヒットすれば、自分のイメージが変わるかもしれないと話した。イメージが固まってしまうのは好ましくなく、それを克服し続けるのが俳優の義務だとの持論を示した。
演じる名探偵については、犯罪捜査では口が達者な天才ぶりをみせるが、それ以外ではだらしない姿をみせるなど、二面性がはっきり現れると紹介した。
名探偵を支える役で共演したオ・ダルスは、キム・ミョンミンのコメディ演技について「普通(ほかの俳優たち)は遠慮することが多いのに、自分から夢中になり挑んでいた。コメディ演技の才能があると思う。本当にうまい」と手ばなしで賞賛した。
「朝鮮名探偵」はキム・タクファンの小説「烈女門の秘密」が原作。キム・ミョンミン、オ・ダルスのほか、ハン・ジミンが事件のカギを握る女商人役で出演する。来年1月27日公開予定。
聯合ニュース
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