藤原紀香(39)主演で09年にNHK連続ドラマとして放送された「ツレがうつになりまして。」が映画化される。宮崎あおい(25)と堺雅人(37)がNHK大河ドラマ「篤姫」以来となる夫婦役で共演。「陽はまた昇る」「半落ち」などで知られる佐々部清監督がメガホンを取る。今秋公開。
「ツレうつ」は、女性漫画家・細川貂々(てんてん)さん(41)が、うつ病に襲われた夫(ツレ)との二人三脚の闘病の様子をユーモアたっぷりに描いた実話の漫画エッセー。佐々部監督が4年間温めてきた企画で、脚本は映画「三本木農業高校、馬術部」などで知られる青島武氏が手掛けた。
今作では先に宮崎の起用が決定。続いて堺がキャスティングされた。製作の東映では「妻役は宮崎さん以外考えられず、デリケートな芝居のできる人を選んだら堺さんだった。奇をてらうつもりはなかった」と説明し「芝居巧者の2人がどんな演技のぶつかり合いを見せてくれるか楽しみ」と期待を寄せる。
宮崎は「堺さんとはまた新しい何かが生まれることをとても楽しみにしています」とコメント。一方、堺も「大河の時とはまた違った夫婦になるでしょうが、ごらんになった方々が温かい気持ちになれるよう頑張りたい」と 抱負。
撮影は今月9日からスタートしており、来月上旬まで予定されている。劇中でも漫画を描く宮崎は細川さんが驚くほどの腕前。これまでうつ病に関する知識はほとんどなかったという堺は勉強して現場に臨んだ。
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