米アップルが自社の特許を侵害されたとして起こしていた特許権訴訟をめぐり、オーストラリアの連邦裁判所がサムスン電子のタブレット端末「ギャラクシータブ10.1」の販売差し止め仮処分を下したことについて、サムスン電子は13日、「すぐに必要な措置を取る」と控訴する方針を明らかにした。
サムスン電子の関係者は、13日に同連邦裁判所が下した判断について、「法的対応はもちろん、可能なすべての措置を取り当社の製品を持続的に供給できるよう最善を尽くす」と述べた。
同裁判所は具体的な判断理由を14日まで公開しないが、過去の事例からキーワードなどを推測するヒューリスティック技術やタッチスクリーン関連技術が争点になっているようだ。
同関係者は「今回の判断は、アップルと9カ国で争っている30件の訴訟の一つにすぎない」と述べた。また同関係者は、オーストラリアのニューサウスウェールズ裁判所に先月16日、通信標準特許に関する技術が侵害されたとしてアップルを提訴したことを明らかにした。ソウル聯合ニュース