6年前に出産直後の乳児を殺害したとして、奈良県警は15日、奈良市に住むいずれも21歳の会社員の男女を殺人容疑で書類送検した。
捜査関係者によると、女は中学3年だった2004年3月23日ごろ、自宅の風呂場で女児を出産。立ち会った男とともに、口を手でふさいで殺害した疑いが持たれている。遺体は奈良市内の公園に埋めたという。
今年8月に女が奈良署に出頭して発覚。公園の捜索で遺体は見つからなかったが、殺害状況について2人の供述が一致したため、県警は立件可能と判断した。2人は「育てられないので殺した」と供述しているという。
死体遺棄容疑については公訴時効(3年)が成立している。