韓国人気ガールズグループ<少女時代>が来月初め、公正取引委員会の審判廷に立つ。
韓国では、昨年に女優のチャン・ジャヨンが「性的な接待を強要された」などと書かれたメモを残し自殺したほか、<東方神起>のメンバーが所属事務所SMエンターテインメントに対し専属契約の効力停止を求めるなど、芸能界のいわゆる「奴隷契約」をめぐる問題が急浮上した。
<東方神起>のファンクラブは今年の初め、SMエンターテインメントが地位を乱用しメンバーらに不利益を与えたとし、公取委に「奴隷契約」有無の判定を求めた。
同事務所に所属する<少女時代>は、こうした問題に対する公正取引委の調査過程に参考人として出席し、<東方神起>の「奴隷契約」有無判定問題に対する供述を行う。
<少女時代>は韓国だけでなく日本など海外でも人気を博しているため、今回の供述は韓国芸能プロダクションの契約実態および「奴隷契約」論争に少なくない影響を与えるとみられる。
ただ、メンバー9人全員が出席するか、一部だけが出席するかに対する最終決定は出ていないと伝えられた。
<少女時代>がSMエンターテインメントの専属契約体制が「奴隷契約」になりかねないと供述する可能性は低いとみられ、公正取引委の最終判断が注目される。公正取引委は、多くのプロダクションがタレント志望者と10年以上の義務契約を結んでいるとの認識を示し、裁判所もこうした契約は問題があると判断しているだけに、少女時代の供述などを参考に、「奴隷契約」有無を慎重に判断すると話している。
聯合ニュース