女性家族部は16日、旧日本軍従軍慰安婦問題に関する国際シンポジウムを、ソウルで18日に韓国挺身隊問題対策協議会と共催すると明らかにした。
慰安婦問題の解決を求める活動が20年を迎えたことを受け、このシンポジウムでこれまでの取り組みを整理するととに、国内外の支援団体との連携拡大・発展を目指す計画だ。当日は日本、中国、米国などから研究者や活動家が発表と討論に参加し、特別講演も行う。
シンポジウム記念式では、日本の熊本県で韓日歴史問題に取り組む運動家、田中信幸氏が出席し、第2次世界大戦に参戦した父親が書いた日記と写真、関連資料を韓国挺身隊問題対策協議会に寄贈する予定だ。日記には慰安婦に関する内容が記されているという。
中国・河北省社会科学院の歴史研究所研究員が特別講演に立ち、中国各地に保管されていた慰安婦関連の文書を公開し、研究成果などを発表する。また、元慰安婦の証言を基にに制作された初の3Dアニメーション作品の上映も計画されている。
同部の姜善恵(カン・ソンへ)権益企画課長は、元慰安婦の名誉を守り、若い世代が正しい歴史観を身につけるよう、シンポジウムの提言を検討し今後の政策に反映する方針だと述べた。
聯合ニュース