22日朝、札幌市中央区のマンション(15階建て)6階ベランダから、同区の市立中学校に通う2年生女子生徒(13)が飛び降りた。
生徒は全身を強く打って病院に運ばれたが、同日午後、死亡した。1年生の時にいじめを受けたことをにおわせる内容の遺書が残されており、北海道警や学校は、いじめの有無を確認するとともに、自殺との因果関係を調べている。
道警の発表によると、生徒は同日午前8時半頃、「これから自殺します」と119番。消防隊員らが約5分後に駆けつけたが、生徒はすでに飛び降り、敷地内の駐車場に倒れていた。
中学校の校長らは同日夜、記者会見を開いた。学校側によると、遺書はA5判12枚にわたり、生徒の自宅居間から見つかった。遺書には「いじめ」という文言はなかったが、特定の同学年の生徒の名前を複数挙げ、「1年生の時に無視されたり、『きもい』などと言われていやだった」との記述があった。また、「国語のスピーチがいやだった」とも書かれていたという。