20日、韓国統一省報道官は北朝鮮の水害に対する米5000トンなどの支援物資について、12月中旬までに届けるとの計画案を北朝鮮側に通知したことを明らかにした。
通知は同日、支援を実施する大韓赤十字社が開城工業団地の管理委員会を通して送付。同省によると、米などの支援物資は今月末に船にて中国・丹東に運ばれたのち、水害の被害が特に大きいとみられる中国との国境都市、新義州に陸路で運搬する方針。
同省は、支援物資運搬の際、韓国側要員1~3人の新義州入りを認めることなどを北朝鮮側に要請した。
大韓赤十字社は先月13日、米やセメント1万トンなど計100億ウォン(約7億2千万円)相当の物資支援を発表。それを北朝鮮側も受け入れ、李明博政権発足以来、政府が関与した初の米支援となる。