「別れても好きな人」が大ヒットした元ロス・インディオス&シルヴィアの歌手シルヴィア(本名松田理恵子)さんが28日午後1時、肺がんのため、東京都内の病院で死去した。52歳。大阪市出身。
昨年、体調を崩して検査を受けたところ肺がんと診断され、転移も見られて手術が困難な状態に陥っていたという。仕事を続けながら闘病。前夫との間の長男がぴったりと付き添い、その看護ぶりは医療スタッフも感心するほどだったというが、急変し帰らぬ人となってしまった。
ムード歌謡の老舗バンド、ロス・インディオスに1979年、女性ボーカリストとして参加。同年発表したデュエット曲「別れても好きな人」は、カラオケブームに乗って広く親しまれ、80年の日本レコード大賞でロング・セラー賞を受賞した。その後、ソロ歌手として活動。菅原洋一さんとデュエットした「アマン」もヒットした。
通夜・葬儀は親族と親しい関係者の密葬で営み、長男の貴大さんが喪主を務める。後日、お別れの会を開く予定だ。
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