[kjtimes=キム・ボムネ記者] 2008年の世界金融危機以降、30大財閥グループの借入金が急増し、負債総額が1000兆ウォンに迫ったことが分かった。
8日、財閥ドットコムによると、総帥がいる資産順位30大財閥グループの2009〜2011年度基の準財務状況を調べた結果、昨年末現在の負債総額は994兆2000億ウォンで過去最高を記録した。
これは、2011会計年度の国家決算報告書から集計された韓国中央政府の負債(402兆8000億ウォン)の2倍を超える金額だ。
30大財閥グループの負債総額は、金融危機直後の2009年には772兆3000億ウォン、2010年には857兆3000億ウォンだった。
わずか2年の間に221兆9000億ウォン(28.7%)が増加し、昨年末に1000兆ウォンに近いだろう。
30大財閥グループの中で、負債総額の増加率が最も高かったのは、熊津だった。
熊津グループは、借入金が2009年1兆5000億ウォンで、昨年末の4兆3000億ウォンで186.7%増加し、負債総額も3兆9000億ウォンから7兆2000億ウォンで、2年の間になんと84.7%も急増した。
熊津の負債比率は、2009年130.0%から昨年末217.6%に上昇した。
負債総額の増加率2位はCJグループである。このグループの負債は、2009年末6兆4000億ウォンで、昨年末11兆1000億ウォンで73.8%増加した。
また、LG(56.1%)、現代車(53.6%)、暁星(52.7%)、ミレア(52.6%)、ロッテ(50.6%)などのグループの負債もこの期間に50%以上増加した。
昨年末現在の負債総額が自己資本の2倍を超えるグループ(負債比率200%以上)は、30大グループのうち10カ所に達した。
東洋(885.5%)、東部(509.4%)、ハンファ(473.3%)の負債比率が高かった熊津グループは、217.6%であった。
30大財閥グループの借入金と負債総額が急増した理由は、大規模な買収・合併(M&A)などの事業拡大と景気低迷に伴う流動性確保次元で借入金を大幅に増やしたためとみられる。
金融危機以降、現代車グループが現代建設を、SKグループが、SKハイニックスを、ロッテグループがハイマートをそれぞれ買収するなど、大型M&Aが続き、関係会社でも2009年983社で、昨年末1165社に18.5%(182個)増加した。