[KJtimes=キム・ピルジュ記者] 貸出金利を顧客が知らないようにこっそりと上げた農協幹部が裁判所から懲役刑を言い渡された。
10日、ソウル西部地裁によると、バク・チャンソク刑事6単独判事は、貸出金利をこっそり上げて約18億ウォンの収益を得た疑い(コンピューターなどを使用した詐欺)で起訴された農協幹部のパク某氏(66)とイ某(68)氏に、それぞれ懲役1年4月を宣告した。
世界的な金融危機に伴う経営損失に備えるため、貸出金利を任意に上げ収益を高めることにして、2009年1月幹部会議で、9つのA地域の農協支店長に"苦情が発生しない範囲で加算金利を上げろ"と指示した。
結局、これら9つの支店は、ローン口座加算金利を約定より1.74%ポイントより上げるなどの方法で2009年1月から2011年11月までの顧客573人名義の628個ローン口座から約18億6000万ウォンの利子をより受けた。
裁判所は、"金融機関の幹部としての本分を忘れて、従業員を動員して、金利を操作したという点で罪質に相当する実刑が避けられないか個人的利益が目的ではなく、不当に徴収したお金はすべて返してくれたという点を考慮した"と明らかにした。