22日、経営再建中の大手消費者金融アイフルが、テレビCMを中止することが分かった。2003年同社のCMでは、愛くるしいチワワ犬の「くーちゃん」が人気を集めたが、武富士破綻の影響で、経営環境が一段と厳しさを増し、さらなる人員削減が必要と判断した。
また、中小企業向け無担保ローンを展開する子会社「ビジネクスト」も売却する方向で交渉しているほか、無人店舗のさらなる閉店にも踏み切る方針。
アイフルは昨年、私的整理の一種である「事業再生ADR」を申請。メーンバンクの住友信託銀などの支援を受けながら、事業再生に取り組んでいる。
このほか、中部地方にある無人契約店舗約30店の追加閉店も決め、CM中止と合わせ、数億円規模の経費を削減となる。