菅直人首相の後継を決める民主党代表選で25日午前、各候補は29日の投開票に向け支持拡大への動きを活発化させた。立候補を表明した前原誠司前外相は、グループ横断の衆院当選1回の議員と懇談した。
野田佳彦財務相は25日朝、選対本部のある東京都内のホテルで自らのグループの議員ら十数人と朝食会を開き、選挙戦の活動方針などについて打ち合わせた。馬淵澄夫前国土交通相は同日午前、東京都内で記者団に、候補を一本化する動きがあることについて「どなたが一本化されようと関係ない」と改めて強調。鹿野道彦農相は同日昼、国会内で開かれる長妻昭前厚生労働相ら議員有志による意見交換会に出席する。
小沢一郎元代表と連携する方針の鳩山由紀夫前首相は、自らのグループの定例会合を開き、対応を協議する。
また民主党中央代表選挙管理委員会は、党本部で立候補予定者への事前説明会を開いた。前原、野田、馬淵、鹿野の各氏、海江田万里経済産業相、小沢鋭仁元環境相、樽床伸二元国対委員長、平野博文元官房長官、平岡秀夫副総務相の9陣営が出席した。