韓国の伝統音楽を収録したアルバムが、米最大音楽賞のグラミー賞にノミネートされた。
国楽アルバム会社、楽堂の金栄一(キム・ヨンイル)代表は5日、聯合ニュースの電話取材に対し、同社の制作した「情嘉楽会風流歌曲」が来年開かれる第54回グラミー賞候補作になったと明らかにした。韓国の伝統音楽がグラミー賞にノミネートされたのは今回初めて。
「情嘉楽会風流歌曲」は韓国で5月、米国では6月にリリースされた。アルバムは一般CDより音質が優れ、スーパーオーディオCDと呼ばれるSACDで制作された。韓国の伝統音楽が米市場で一定の評価を得たことになる。
金代表が国楽アルバムで海外挑戦した契機は非常に逆説的だ。韓国人に国楽を広めたい思いからだったのだ。K-POPのように海外で人気が高まれば、韓国でも関心が高まると考えたという。
グラミー賞の授賞式は来年2月13日(日本時間14日)に行われる。
聯合ニュース