今月13日に死去した朴泰俊(パク・テジュン)ポスコ名誉会長をたたえる記念館が、故郷の釜山市機張郡に建てられることになった。同郡は14日「世界史に類を見ない鉄鋼神話を築き上げるなど、国家の発展のために生涯をささげた朴名誉会長の一生や業績、精神などにスポットを当て、学ぶことができる記念館を、長安邑林浪里に建設する計画だ」と発表した。林浪里は朴名誉会長の生まれ故郷だ。
同郡によると、記念館は林浪里154-2番地の広さ3608平方メートルの敷地で整備が進められている「林浪文化公園」内に建設される。46億ウォン(約3億939万円)の費用を投じ、地上2階建て(延べ面積1000平方メートル)の建物を建てる計画で、2013年末の竣工を目指す。
同郡の呉奎錫(オ・ギュソク)郡守(郡の首長)は「機張郡出身で、韓国を世界最高の鉄鋼大国へと発展させた朴名誉会長は、国と郡の誇りだ。朴名誉会長の生涯や業績は、後世に語り継がなければならないと思う」と述べた。
同郡はこの日、朴名誉会長の死去に対し哀悼の意を表するため、郡役所庁舎に焼香所を設置し、また五つの邑・面(日本の町村に相当)には、哀悼の意を表する横断幕を掲げた。