国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官は20日、キリスト教団体の要請に基づき最前線にある塔にクリスマスツリー型のイルミネーションを点灯する計画について、「現況を考慮すると、ふさわしくない」と見直す考えを表明した。金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去したばかりの北朝鮮を刺激する必要はないと、政府が判断したようだ。
イルミネーション点灯は、西部戦線最北端の愛妓峰地域(京畿道金浦市)にある塔「愛妓峰燈塔」のほか、中部前線と東部前線の軍事境界線(MDL)に隣接する2カ所でも予定されていた。
これに対し、北朝鮮は「点灯されれば、予測できない事態が起こるだろう」と警告していた。