厚生労働省が1日発表した毎月勤労統計調査によると、労働者の2010年の夏季ボーナスは前年比1・1%増の平均36万7178円で、4年ぶりにプラスに。
前年は「リーマン・ショック」の影響で、同9・7%減と大幅なマイナスであった、景気の持ち直しにより、わずかに回復。
調査は、全国の従業員5人以上の事業所約3万3000箇所を対象に実施。ボーナスを支給したのは全体の67%にとどまったが、「金融業・保険業」で前年比6・9%増の61万6900円、「製造業」は同3・9%増の45万2212円など、支給額を増やした産業が多くなった。
一方、厚労省が1日に発表した9月の同調査結果(速報)によると、労働者の平均賃金のうち、基本給にあたる「所定内給与」は前年同月比0・1%増の24万5236円で、29か月ぶりに増加したという。