3日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が、英大手銀のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)からプロジェクトファイナンス部門を買収する方向で最終調整していることが明らかになった。
買収額は40億ポンド(5000億円)余りとみられ、国内での資金需要が低迷する中、買収により海外市場での収益拡大を目指す。
MUFGは、欧州・中東・アフリカ向けのインフラ融資を中心にRBSの貸出資産を買い取るほか、営業を担当する人材ら数十人を引き継ぐ方針。RBSの株式約8割を持つ英政府と近く基本合意し、来年前半の買収完了を目指している。