韓国側再会対象者94人と同伴家族43人は、同日午前に江原道・束草を出発し、陸路、金剛山へ向かった。午後3時から2時間にわたり、金剛山面会所内の大宴会場で北朝鮮側家族203人と面会した。午後7時からは北朝鮮・朝鮮赤十字会の崔成益(チェ・ソンイク)副委員長主催の夕食会が開かれ、食事をともにしながら、再会の喜びを分かち合った。
第2陣の再会は5日まで3日間の予定で、第1陣と同様に4回の個別・団体面会と2回の合同食事会が予定されている。
この日の面会では、韓国の72歳の男性が、北朝鮮側から死亡通知を受けた元韓国軍捕虜の兄の3人の息子と初めて対面した。大韓赤十字社は北朝鮮側に対し、韓国軍捕虜10人、朝鮮戦争後の拉致被害者11人、戦時中の拉致被害者5人の生死確認を依頼したが、この元捕虜の男性以外の25人については、「確認不可能」との回答を受けた。
大韓赤十字社は2000年11月の再会行事から、生死確認を依頼する離散家族の1割程度を韓国軍捕虜と拉致被害者としている。これまでに68人(捕虜27人、戦後拉致39人、戦中拉致2人)の生死が確認された。このうち捕虜12人と拉致被害者16人が韓国側の家族と再会。また死亡者13人の北朝鮮側遺族が、韓国側の家族と対面した。