東京税関により摘発された覚せい剤密輸事件が大幅に増えていることなどを受け、東京税関や警視庁など11の機関が4日、対策会議を開いた。
4日の会議では、覚せい剤密輸の現状が報告された。今年1月から9月に押収された覚せい剤の量は約150キロと、去年一年間の押収量をすでに上回っており、先月1か月間の押収量だけでも前年同月比の約10倍になっているという。こうした現状を受け、東京税関は小中学生にも薬物の怖さを伝えるなど若い世代への啓発活動を積極的に行っていく方針。
また、羽田空港の国際化にあたって、羽田の税関も強化していくという。