横浜市に委託され粗大ごみを収集していた一般廃棄物処理業者(横浜市南区)の元従業員の男性が、家庭から出されたゴルフクラブセットなどの粗大ごみ15点を指定の処分場に運ばず、無断でリサイクルショップに持ち込んで換金していたことが4日明らかになった。
市は同日、粗大ごみを契約通りに処分場に運ばなかったとして、この処理業者を1か月の指名停止処分とした。
市によると、元従業員は2007年4~12月までの間、鶴見、神奈川、港北の3区で収集したゴルフクラブセット、ゴルフバッグ、ギターなどの粗大ごみを、市内のリサイクルショップ3店に売ったとされている。換金額は不明という。
今年9月、「(元従業員が)ゴルフクラブを換金している」という匿名の投書があり、市が処理業者に調査させ、判明した。元従業員は処理業者に「換金して知人との飲食代に使った」と話しているという。