世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの影響でペットとしてフクロウが人気となり、インドに生息するフクロウへの脅威になっていると、野生生物の取り引きを監視する団体「トラフィック」が指摘した。
ニューデリーで今週発表された報告書を執筆したAbrar Ahmed氏は、インドに生息する30種のフクロウのうち、15種が市場で取り引きされていると説明。「本来、フクロウは飛び回る場所も必要だし狩りもするのでペットには向いていない」と語った。
同国のラメシュ環境相も、報告書の発表に合わせ英BBCの取材に応じた。「ハリー・ポッターの影響で、都会の中流層の間でも子どもにフクロウをプレゼントするという奇妙なブームが広がっているようだ」と懸念を示した。