北朝鮮の趙明禄(チョ・ミョンロク)朝鮮労働党政治局常務委員(国防委員会第1副委員長)が6日に心臓病のため死去した。朝鮮中央通信が7日に報じた。
朝鮮労働党中央委員会、中央軍事委員会、国防委員会、最高人民会議常任委員会は、金正日(キム・ジョンイル)総書記を委員長とする大規模な葬儀委員会を構成した。
同氏は空軍司令官を経て、1995年に朝鮮人民軍の総政治局長に任命された。1998年に国防委員会第1副委員長に昇格、金総書記に次ぐ実質的な軍のナンバー2として活動した。2000年には金総書記の特使として訪米し、当時のクリントン大統領と会談。同年の南北首脳会談では宴会などにも姿を見せた。
しかし、2006年から健康が急速に悪化し、2007年からは事実上公開活動を中断した。