「開かずの踏切」による渋滞を解消するため、「JR東日本」は7日、中央線の線路を高架にする工事を終えた。これにより、東京駅から立川駅までの踏切はすべてなくなった。
JR中央線・三鷹駅と立川駅を結ぶ約13キロの区間には、多くの列車の通過を待つ「開かずの踏切」がいくつもあり、交通渋滞を引き起こしていた。そのため、JR東日本と東京都は、渋滞の解消を目指して99年から線路を高架にする工事を進めてきた。事業費1700億円以上の工事は、国立駅と西国分寺駅の間で7日朝に終了し、これまで残っていた5か所の踏切はすべて廃止された。
JR東日本は、踏切での渋滞の解消や安全性の向上につながると期待している。