17日、JR西日本は大阪環状線や東海道線など11路線で平日朝と夕方のラッシュ時に限って導入している女性専用車両を、来年4月をめどに土日祝日を含む終日に拡大すると発表した。
終日の女性専用車両導入は、神戸市営地下鉄で実施されているが、JR各社では初めて。
JR西が今年4月から半年間に把握した約250件の痴漢行為のうち、半数近くがラッシュ時以外、1割以上が日曜日に起きていたことから拡大を決めた。速やかな通報が出来るように、警察作成の「事件・事故等目撃カード」を京阪神エリアのすべての駅員、乗務員、警備員に携帯させる。
ただ、東海道線や山陽線を走る「新快速」や、関西線の「大和路快速」などでは、車両の運用を統一できないとの理由から、引き続き対象外とする方針。