[kjtimes=ギョン・ジェス記者] フォード自動車(以下、フォード)は、同社の高出力、高効率 "エコブースト" 1.0Lエンジンが、エンジン技術専門メディアであるエンジン・テクノロジー・インターナショナル(Engine Technology International)誌が選定する "今年のエンジン(International Engine of the Year) "に選ばれた。
世界35カ国で活動している専門記者団の投票によって決定される "今年のエンジン"に選定過程では、エコブースト1.0Lエンジンは、2位の競争相手と28%以上の圧倒的な格差を広げて優勝したが、これは歴代13会 "今年のエンジン"に選定開始以来最も高い投票点数で記録された。それだけではなく、"最高の新型エンジン(Best New Engine) "と'1 .0リットル以下最高のエンジン(Best Engine Under 1.0-litre) "の二つの付加項目も同時に選ばれて3冠王を占めるなど、これまでにない成果をおさめた。
今回の投票に参加したジョン・シミマスター(John Simister)記者は、 "ダウンサイジングが逆らえない大勢の中で、エコブースト1.0エンジンは、現存するモデルの中で最も優秀な事例である。既存の1.6リッターエンジン比十分な出力を出しながらもさらに効率的 "と評価した。
フォードヨーロッパを統括しているステファン・オーデル(Stephen Odell)CEOは、 "エコブースト1.0エンジンは、今後フォードのグローバル戦略において重要な役割を果たすと確信しており、この革新的なエンジンの開発と生産のために努力を惜しまないのフォードの従業員と一緒にお祝いを分かち合いたい "と話した。
エコブーストエンジンは高圧のガソリン直噴方式とターボチャージャーと2つの独立した可変式ケム・タイミン技術を結合して、エンジンの大きさと重さ、燃料消費を抑えながら、大容量のエンジンが持つ低回転台の強力なトルクと瞬時に反応する走行能力を持っている。出力の損失なしに既存のエンジンの走行性能と快適な乗り心地を損なうことなく最大20%の燃費向上と15%の排出量削減が可能である。今回選ばれたエコブースト1.0Lエンジンは、その大きさがA4一枚程度のサイズに過ぎないが、このエンジンを搭載したフォーカス1.0Lエコブーストの場合は、100 PSの出力を出しながらも、このクラスで最高水準の58.9mpg(24.9km / l)の燃費を誇る。
フォードは1.0L、1.6L、2.0L、3.5Lの計4つのエコブーストエンジンを生産しており、125以上の特許を保有している。 2013年までに世界的に150万台の "エコブーストエンジン"を生産する予定であり、フォード北米ラインナップの90%以上とグローバルモデルの80%以上に、 "エコブーストエンジン"を搭載する計画だ。
一方、国内でもエクスプローラ、トーラスなどすぐに国内発売を控えている今年 - ニューエスケープ、今年 - ニューフュージョンなどにもすべてエコブーストエンジンを搭載しており、2013年までに韓国市場に出荷される車両の90%にもエコブーストエンジンを搭載する計画だ。