[KJtimes=キム・ピルジュ記者] 国内の損害保険会社の保険営業の分野で赤字であることが分かった。損保社たちにも不況の影が濃いという分析だ。
主な損害保険会社が2012年度に入って、資産運用を引いた保険営業で1000億ウォン以上の赤字を出した。
2日の保険業界によると、サムスン火災等の主要10損保社の4〜5月の保険営業は1032億ウォンの赤字を記録した。10社の損保社すべてが赤字だった。
保険営業利益は、保険商品の販売等に応じた保険営業に限ったことで資産運用収益などを排除したのだ。
この期間に保険営業で258億ウォンの赤字を出したハンファ損害保険が業界最多だである。
ロッテ損害保険-207億ウォン、LIG損害保険-105億ウォン、グリーン損害保険-104億ウォン、NH農協損害保険-102億ウォン、興国火災-95億ウォン、メリッツ火災-77億ウォン、サムスン火災-34億ウォン、現代海上 -26億ウォン、東部火災-22億ウォンが続いた。
これら10社の損保社のほかにオンライン会社であるエルゴ・ダウムは、この期間に保険営業で29億ウォン、外資系のチャッティスは58億ウォンの赤字だった。
すべての損害保険会社が赤字を出したのは商品損害率自体が高いうえ、金融当局の規制のせいで保険料の調整をむやみにできないからだ。
自動車保険料は、4月2%台半ば程度下した。この決定には、総選挙などを意識した政界と政府の圧迫が大きく作用したことが分かった。
ある損害保険会社の関係者は"保険営業で赤字が出るのは過当競争のためでもあるが、何よりも自律的な価格構造システムが崩壊したことが主な理由だ"と説明した。
保険料は、市場の論理ではなく、政治の論理と政府の息で調整されて保険営業で利益を出す難しいの不満も吐露した。
しかし、主な損害保険会社は、その期間に当期純利益を出した。 4〜5%台の資産運用率が保険の営業赤字分を相殺してくれたおかげだ。
サムスン火災は、この期間に1772億ウォン、現代海上は724億ウォン、東部火災は704億ウォン、LIG損害保険は502億ウォンの当期純利益を記録した。
問題は、不動産市場の低迷、株価下落、基準金利の引き下げなど悪材料が重なっ資産運用の見通しも暗いという点だ。
グリーン損害保険とロッテ損害保険は、過去4〜5月に資産運用を含めても127億ウォン、20億ウォンの赤字を出した。
損保社は保険代理店手数料など事業費を最大限減らして名誉退職などリストラに保険営業赤字と資産運用逆ザヤという波を越えるという計画だ。
ある損害保険会社の関係者は "一部大型社を中心に名誉退職の動きがある"としながら "保険設計士や保険専門代理店に支給する過度の手数料を減らす案も検討している"と伝えた。