アイドルユニットAKB48の前田敦子(19)が、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(もしドラ)で映画初主演することが12日、明らかになった。同作は、累計部数181万部を超える今年のベストセラー第1位となった岩崎夏海氏の同名小説が原作。また、岩崎氏の放送作家としての師匠、秋元康氏(54)が総合プロデューサーを務める。前田は「経営学の父」ドラッカーの著書をヒントに、弱小高校野球部を甲子園に導こうと奮闘するマネージャー役を演じる。
総合プロデューサーを務める秋元氏は「原作が強いので、この世界観を壊さないようにしたい。AKB48の前田の映画ではなく、この本を面白く映像化したい」と意気込んだ。著者の岩崎夏海氏はもともと秋元氏の下で放送作家や運転手として働いていたが、作家に転身しヒット作を生み出した。「AKBが売れたことより、岩崎が売れたことの方が驚いた。マニアックすぎるところを逆手に取ったのがすごい。うまいなと思った。このタイトルを付けた時点で勝ちですよ」と評した。
主演の前田は「映画初主演で、とても緊張してます。以前からマネジャーをやってみたいと思ってました。チームプレーですてきな作品に仕上げたいです」とコメントした。キャッチコピーは「10年最も売れた本と、10年最も話題になった人物で、11年のNO.1映画に―」。共演には同じくAKB48の峯岸みなみ(18)の他、瀬戸康史(22)大泉洋(37)ら。来年6月公開。年明け早々にクランクイン、6月には全国公開の予定。
聯合ニュース
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