「韓国専門家である民主党の市村浩一郎議員」
[kjtimes =ジョン・ビョンチョル代表] 去る16日に行われた日本の衆議院選挙で彼が当選したのか気になった。
日本で経営の神と呼ばれる松下幸之助会長が設立した「松下政経塾」の9期生である彼は、日本の代表的な "韓国通"である。
韓国と日本間の懸案が生じれば、万事さておき韓国で走ったりした。彼は韓国の政界、経済界などさまざまな分野に布陣している知人たちと会って懸案を解こうしている。
彼が日本の民主党の市村浩一郎衆議院議員である。残念ながら彼は今回の選挙で落選した。日本歴代議員のうち、そのよう韓国を好きで、韓国人の情緒を理解してくれる政治指導者が少なかった。
日本の政界の戦略的な日韓関係の事務総長でもあった彼は、未来の和解と協力のための日韓関係構築に多くの心血を注いできた。
彼は韓国をまず分かってから理解する必要が韓国人の情緒にアクセスできるとしなく韓国を訪問政官界人士と親交を築いた。
日本の歴史問題や独島問題など韓日関係の葛藤の溝が深く、決して治癒することができない傷のように膿ん万行った時も、韓日関係の復元のために韓国を訪れた。
去る2008年、韓国の17代大統領選挙を控えて、日本で断然話題を集めた候補が李明博大統領だった。李大統領の出生地が日本の大阪平野区だったからである。
彼は当時、李明博候補が当選すれば、韓日関係に青信号が点灯と見て、彼の当選を願った。李明博政権が発足した直後に大統領を表敬訪問、新しい韓日関係のための日本の政界伝道師の役割も厭わなかった。
謙虚さと相手への配慮が身についた彼は現れない外交をする。彼が推進してきた韓日外交の土台は "体温外交"だった。
彼に "外交とは何か"尋ねた。彼は "お互いが本当にお互いの手を握ってくれるのが外交"だと言った。手と手を取り合えば温かい体温が通じる。その体温は友情に発展し、その友情は韓国と日本の間の友愛と協力を促進するの支えになる信じることが彼だった。
そして彼は公式的な外交で解けないときに "幕後外交"を繰り広げてきた。よく日本は "幕後政治"(根回し)の国だという。水面下でも合意すれば、当事者は会って拍手して別れる。これまでの関係と前例を見ると、韓国と日本の間の政治交渉は水面下の交渉でより多くの光を放った。
日本はセヌリ党の朴槿恵候補が韓国の19代大統領選挙に当選すると、すぐに特使派遣を推進したが、韓国との異見差で霧散した。
おそらくその裏には、最近、韓国と日本が領土と歴史の問題、日本の右傾化をめぐり尖鋭な対立を立てながら、両国間の不信が深まったためと分析している。
また、韓国と日本の間の正常な対話チャンネルが稼働していない。非公式の外交ルートさえほとんど切断された状態だ。日本が特使派遣を置いて膜厚の協議をしたという話も聞こえてこない。
日本は去る16日、行われた選挙で、"強い日本"を叫んでいた自民党が再執権に成功したが、韓国通の政治家市村浩一郎議員を失った。
現在の日韓関係を見たときに彼の体温外交と幕後外交が何よりも切実に要求される。そのような点で韓国を訪問するたびに韓国人に向かって韓国語で "ウィハヨ"で乾杯を叫んでいた市村浩一郎議員の落選がとても惜しい。