NHKの平成23年度後期連続テレビ小説「カーネーション」(9月スタート)のヒロインに、女優の尾野真千子(おの・まちこ=29)が決まった。1850人の中からオーディションで選ばれた尾野は7日、東京・渋谷の同局で会見。「やっと夢がかないました。新人のつもりで元気いっぱいに頑張ります!!」と純白の衣装で喜びを語った。
奈良県出身の尾野は1997年に映画「萌の朱雀(すざく)」で主演デビューした後、18歳で上京。あこがれだったNHKの朝ドラのヒロインを目指して「ほんまもん」などのオーディションを3度受け、20代最後の年にチャンスをつかんだ。オーディションの対象年齢は20-30歳。「きっとダメだな」と思いながらも全力で挑み、“4度目の正直”で夢をかなえた。尾野は「(東京に)送り出してくれた父や母に親孝行ができたと思います」と笑顔で話した。
同作は大阪・岸和田市が舞台。ファッションデザイナーの「コシノ三姉妹」の母・小篠綾子さんをモデルにした主人公を演じる。この日は午前中に大阪で会見、新幹線に飛び乗り東京に駆けつけた。すでに映画やドラマなどでキャリアも知名度も十分の尾野だが「気持ちは新人だと思っています」と決意を新たにしていた。5月から撮影予定。
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