SMAPの草なぎ剛(36)が初めて翻訳を手掛けた韓国の小説「月の街 山の街」(ワニブックス)が2月4日に発売される。韓国でシリーズ累計360万部を売り上げた大ベストセラー。2001年から韓国語を学び、韓国でもタレント活動をしてきた草なぎが、新たな分野で日韓交流に貢献することになった。
「練炭-」は著者のイ・チョルファン氏が勤めていた塾の教え子たちの境遇をベースに描いた実話集。両親のいない子供と食堂のおばさんの交流など、心温まる話が収められている。草なぎが手掛けた翻訳本では、心温まる29話を厳選した。
草なぎは01年からテレビ番組の企画で韓国語の勉強を開始。ハングル本を日韓両国で発売し、韓国でも「チョナン・カン(草なぎのハングル名)」と呼ばれ、親しまれている。ワニブックスでは草なぎに翻訳を依頼した理由を「ひたむきに努力される草なぎさんが翻訳者としてピッタリ」説明する。
あとがきでは「韓国のものや作品は僕をすごく成長させてくれます。無意識のうちに感じるところがあるというか、僕の本能で必要と感じているので、これからも韓国の人や作品に関わっていきたいですね」と愛着を吐露。これからも語学力を生かし、日韓の懸け橋になることを誓った。
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