韓国で第一子を生む産婦の平均年齢が昨年、初めて30代に入り、未熟児と双子の出産が増えた。昨年の出生児は2009年より2万5300人多い47万200人となり、3年ぶりに増加した。
統計庁が24日に発表した2010年出生統計(確定)によると、産婦の平均出産年齢は31.26歳で、前年より0.29歳上昇した。第一子を生む産婦の平均年齢は30.1歳で、初めて30歳を上回った。
第二子と第三子を出産した妊婦の年齢はそれぞれ32.01歳と34.04歳で、前年に比べ0.21歳と0.14歳高まった。
結婚から出産まては平均で3.52年がかかり、前年より0.12年増加した。
産婦の年齢上昇などによる不妊治療の増加で、双子など多胎児の出産が増えた。昨年に生まれた多胎児は1万2841人で、前年比779人増加した。出生児全体に占める割合は2.74%となり、前年比0.02%上がった。
妊娠期間37週未満の未熟児は2万7340人で、出生児全体に5.8%を占め、前年比0.1%上昇した。
出生児の平均体重は3.22キログラムで、男児は3.27キログラム、女児は3.17キログラムで、いずれも前年と変わらなかった。
1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.226人で、前年より0.077人増えた。ソウル聯合ニュース