[KJtimes=シム・サンモク記者] 10人が重軽傷を負った泰光産業の蔚山工場の火災事故と関連して同社の関係者が調査を妨害したことがわかった。
8日、警察などによると、泰光産業の蔚山工場の幹部と従業員は、炭素繊維の製造過程で火災が発生したことと関連して警察の調査を妨害している途中の現行犯で逮捕した。
蔚山南部警察署は、これと関連し、泰光産業の蔚山工場の部長キム容疑者(61)に対し、公務執行妨害の疑いで現行犯で逮捕し、別の従業員1人に対しては、立件した。
キム容疑者らは6日午後、泰光産業の蔚山工場の炭素繊維の製造過程でオーブンの温度が瞬間的に高くなって、労働者10人が重火傷をする事故を調査しようとする警察と消防署の映像、写真撮影などを妨げた疑いを受けている。
これらは、事故にあった施設が保安施設であると主張し、警察と体けんかまでしばがら撮影機器を奪われたりしたことが分かった。
警察のある関係者は "蔚山公団の最近の爆発火災による人命被害事故が続いているなか、捜査機関の現場調査まで妨害したこのような業者に対しては、警戒心を呼び起こすためにも強力な司法処理をしなければならない"と述べた。
警察は、正確な火事原因を把握するために、9日、雇用労働部、国立科学捜査研究員などと一緒に本格的な合同調査に乗り出すことにした。
警察は、今回の事故で10人もの多くの人命被害が発生したため、同社の安全管理ミスによる事故で確実に判明した場合法人、代表取締役、安全責任幹部、従業員に対しても、業務上過失致傷、産業安全保健法違反などの疑いで司法処理することにした。
一方、泰光産業の蔚山工場では、去る6日午後12時45分頃、炭素繊維の製造工程のオーブンの温度が急に高騰する爆熱現像による火災が発生し、労働者のチェ、パク某ら10人が全身に1〜3度までが重軽傷を負った。