2011年に日本と韓国が領有権を主張する竹島(韓国名:独島)を訪れた観光客が大幅に増加していることが明らかになった。韓国鬱陵郡の「独島管理事務所」が1日に発表した。
報道によると、昨年竹島を訪問した観光客は11万1808人で、今年は6万4878人増加の17万6686人を記録。これは昨年同期比57%増となる。そのうち、15万6460人は竹島に上陸し、残りの2万226人は悪天候のため入島できず、竹島周辺を旋回して帰ったという。
韓国は2005年から竹島を観光客向けに開放しており、それ以来同地を訪れる観光客は初年度の4万8000人から年々増加を続け、今年は過去最高を記録した。05年から11年の7年間で延べ67万5992人が竹島を訪問した。ほかにも公務などの理由で竹島を訪問したのは2744人に上る。
観光客が大幅に増加したのは、竹島を運行する旅客船が増えたことが理由の一つだという。なお、6隻ある旅客船は12月から2月までの3カ月間は気象の悪化や船舶検査などの理由から運行を休止する。